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生徒さんの力作(2)

当初、手付け鉢を作られたいというご希望でしたが
とても端正に轆轤挽きされていらしたので
私の希望で半ば強引に!?
どんぶりに仕上げていただきました(笑)。
船木さん、電動ロクロの腕、さらに磨きがかっています!
赤土 唐津釉

器をつかっていただいている赤坂の鮨石井さんの常連のKさんご夫妻。
たまたまお店のカウンターでご一緒させていただいて
そのご縁もあり陶芸教室に通ってくださってます。
真っ赤なアウディーを首都高飛ばして
都心から通ってくだっています。
そんな陶芸に対する情熱と集中力を感じさせる作品です。
まだはじめられて1年ほどですが
ワインクーラーに大皿などダイナミックな作品が
男性らしく大胆で素敵な作品ですね。
年の瀬に土鍋を2点つくられました。
土鍋土(赤/白)土鍋用釉薬(黒/白)

こちらはKさんの奥様Hさんの作品。
土鍋に合わせ、銘々鉢を制作。
ペアで色を変え3パターンの器に。
手びねりで丁寧な仕上がりですね。
赤土 白マット 白化粧 透明釉 艶黒釉

白田千夏さん
このところ、ユニークな小物を制作しておられます。
無垢の粘土をくり抜き技法でつくられた蓋物です。
栗まんじゅうと
フランス伝統菓子のカヌレに見えませんか(笑)?
これから増々アイデアに溢れた
千夏さんらしい作品を楽しみにしています。
黒泥ブレンド土 蕎麦釉 飴釉

この数年、ストイックにお抹茶茶碗一本の高橋さん。
1つの形を追求してゆくのは男性の方にみられる特徴です。
電動ロクロでいかに味のある作風にするのか
なかなか苦労されておられます。
あまり多色使いや、カラフルな色を好まず
モノトーンで仕上げるのが高橋さん流。
なかなかカッコイイ茶碗になりました。
赤土 白マット 黒マット

とても陶芸に対する思いが真面目で
勉強熱心な長谷川さん。
現在教室はお休みされていらっしゃいますが
昨年はぐんと腕もあがり
とても素敵な作品の数々が完成してきました。
昨年サントリー美術館で開催されていた
仁阿弥道八(にんなみどうはち)展
の作品を参考に透かしの菓子鉢を制作。
味のある素敵な作品になりました。
またの復帰をお待ちしております!
古陶土 黒化粧(掻き落とし)ワラ白釉

まだ入会して半年程の木村さんの作品。
とてもおおらかなお人柄が
そのまま作品にも表れていますね。
先に素麺の水切りを購入され
それに合わせて素麺鉢を制作。
とても絵心がおありでサラサラと筆を滑らせます。
素麺だけでなく、色々なお料理が映えそうな1枚です。
白土 呉須 紅柄 翡翠釉 黄瀬戸釉
*****
引き続き生徒さん達の力作をご紹介いたしますのでお楽しみに♪
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by houjyouan
| 2016-03-15 13:41
| 生徒さん作品 *2015年
生徒さんの力作

アクセサリーオブジェ
花びらの先にネックレスやピアスなどを掛けられる
アクセサリー収納オブジェ。
松本さんは毎年独創的なものを創作されていらっしゃいます。
グレー御影土に何色もの釉薬を重ねて
複雑な表情になりました。

谷内千恵さんの作品
掛け時計
黒泥土に白化粧
掻き落としの技法でにて
モノトーンでとてもシックなデザインになりました。
が、これで完成ではなく続きがあり
カメラがご趣味のご主人が撮り貯めた
数字などの写真を文字盤に貼付けて
とてもアバンギャルドな雰囲気にされていらっしゃいました。
掛け時計
黒泥土に白化粧
掻き落としの技法でにて
モノトーンでとてもシックなデザインになりました。
が、これで完成ではなく続きがあり
カメラがご趣味のご主人が撮り貯めた
数字などの写真を文字盤に貼付けて
とてもアバンギャルドな雰囲気にされていらっしゃいました。

菊地美保さんの作品
綿棒&コットン入れ
綿棒の長さを計り、収納できるように制作しました。
タタラ板をぐるりと巻いた板作りにて制作。
赤土、白マット、織部釉にて彩色。
クローバーのデザインがアクセントになり
美保さんらしいセンスのよい作品になりました。
綿棒&コットン入れ
綿棒の長さを計り、収納できるように制作しました。
タタラ板をぐるりと巻いた板作りにて制作。
赤土、白マット、織部釉にて彩色。
クローバーのデザインがアクセントになり
美保さんらしいセンスのよい作品になりました。

濱名由美さんの作品
テリーヌ型
今回でテリーヌ型へのチャレンジは2回目。
前回は飴釉にて制作。
楕円型の蓋物というのはとても難しく
テクニックを要します。
膨らみを押さえる為の重しもつくられました。
お料理上手な濱名さんの
どんなお料理が誕生するのか楽しみです。
赤土、白化粧、掻き落とし。
テリーヌ型
今回でテリーヌ型へのチャレンジは2回目。
前回は飴釉にて制作。
楕円型の蓋物というのはとても難しく
テクニックを要します。
膨らみを押さえる為の重しもつくられました。
お料理上手な濱名さんの
どんなお料理が誕生するのか楽しみです。
赤土、白化粧、掻き落とし。

加瀬澤完さんの作品
茶碗
この数年、ストイックに電動ロクロに
取り組んでおられる加瀬澤さん。
昨年末にはかなり納得のいく形の茶碗や
どんぶりが完成しましたね。
この茶碗色合いもよくバランスがいいですね。
白土、鉄赤釉、黒マット釉の掛け分け。
抹茶の緑がとても映えそうです。
茶碗
この数年、ストイックに電動ロクロに
取り組んでおられる加瀬澤さん。
昨年末にはかなり納得のいく形の茶碗や
どんぶりが完成しましたね。
この茶碗色合いもよくバランスがいいですね。
白土、鉄赤釉、黒マット釉の掛け分け。
抹茶の緑がとても映えそうです。

一口ビールカップ
手びねりから電動轆轤へ転向され
目標だったビアカップ
なんとか昨年末に仕上げられました。
筒型で背の高いものって難しいのです。
お若い中村さんですがとても渋好み。
中でも、この飛び胡麻という技法がお好み。
(松灰を吹き付ける)
美味しいビール、年末年始に楽しまれましたかね。
*****
引き続き、少しづつ生徒さん達の力作
このページにて紹介させて頂く予定です。
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by houjyouan
| 2016-03-01 10:02
| 生徒さん作品 *2015年
動物シリーズ

方丈庵開講当初から長く通ってくださっている
美和さんの作品。
美和さんも大の猫好き♪
ご結婚されてからは
ご家庭で使われる器の制作に
力を入れていらっしゃいましたが
久しぶりの猫ちゃんシリーズ。
ざっくりとした質感を持つ信楽の古陶土に
黒化粧をしてから表情やカラフルな釉薬で
表現する部分を白く掻き落とし
素焼き後に何色も施釉して仕上げました。
くり抜きの技法で、無垢の粘土を胴体の部分で2分割にし
上下それぞれ中の粘土を繰り出し
蓋物になっています。
猫のマトリョーシカです!
この装飾技法で、他にも器のシリーズもつくられました。
美和さんの作品。
美和さんも大の猫好き♪
ご結婚されてからは
ご家庭で使われる器の制作に
力を入れていらっしゃいましたが
久しぶりの猫ちゃんシリーズ。
ざっくりとした質感を持つ信楽の古陶土に
黒化粧をしてから表情やカラフルな釉薬で
表現する部分を白く掻き落とし
素焼き後に何色も施釉して仕上げました。
くり抜きの技法で、無垢の粘土を胴体の部分で2分割にし
上下それぞれ中の粘土を繰り出し
蓋物になっています。
猫のマトリョーシカです!
この装飾技法で、他にも器のシリーズもつくられました。

こちらは野本泰子さんの作品。
まるで野本さんご本人のような可愛らしさと
まわりをほっこりさせてしまう雰囲気が作品からも出ていますね。
こちらもくり抜き技法。
無垢の粘土で外形をつくり
お尻の方から掻きベラで中を空洞にしてゆきます。
白土、白マット釉薬に、上絵の具(洋絵の具)
を使用し彩色しています。
ほっこり和みますねー。
まるで野本さんご本人のような可愛らしさと
まわりをほっこりさせてしまう雰囲気が作品からも出ていますね。
こちらもくり抜き技法。
無垢の粘土で外形をつくり
お尻の方から掻きベラで中を空洞にしてゆきます。
白土、白マット釉薬に、上絵の具(洋絵の具)
を使用し彩色しています。
ほっこり和みますねー。

こちらも同じく野本さんの作。
上絵窯から窯出ししたての焼きたてホヤホヤです。
半分磁器の粉が入っている半磁土を使用。
今回はじめて和絵の具の上絵にチャレンジされました。
これからピンをつけてブローチになる予定です。
とても可愛らしい野本さんらしい
キャラクター達ですね。
上絵窯から窯出ししたての焼きたてホヤホヤです。
半分磁器の粉が入っている半磁土を使用。
今回はじめて和絵の具の上絵にチャレンジされました。
これからピンをつけてブローチになる予定です。
とても可愛らしい野本さんらしい
キャラクター達ですね。

こちらは、丸山善策さんの作品。
プレーリードック。
奥様からのリクエストだそうです。
教室入会後は器ものを主に制作されてきました。
はじめてチャレンジする立体ものに
最初は自信なさげでしたが
その面白さの魅力にはまってきたようで
アッという間に4匹のファミリーになりました!
白土、白萩釉を使用。
鼻の部分だけ黒泥土を使用しました。
とても可愛らしい仕上がりで
辛口の奥様にもお褒め頂いたそうです!
プレーリードック。
奥様からのリクエストだそうです。
教室入会後は器ものを主に制作されてきました。
はじめてチャレンジする立体ものに
最初は自信なさげでしたが
その面白さの魅力にはまってきたようで
アッという間に4匹のファミリーになりました!
白土、白萩釉を使用。
鼻の部分だけ黒泥土を使用しました。
とても可愛らしい仕上がりで
辛口の奥様にもお褒め頂いたそうです!

こちらも同じく丸山さんの作。
カッパの家族。
可愛らしさや、幼さを表現するのに
苦労されていらっしゃいました。
荒めの赤土に織部でカッパの甲羅とお皿を彩色。
全体には翡翠釉を薄く吹きかけて仕上げました。
今後もたくさんの立体ものにチャレンジして欲しいです!
カッパの家族。
可愛らしさや、幼さを表現するのに
苦労されていらっしゃいました。
荒めの赤土に織部でカッパの甲羅とお皿を彩色。
全体には翡翠釉を薄く吹きかけて仕上げました。
今後もたくさんの立体ものにチャレンジして欲しいです!
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by houjyouan
| 2016-02-13 18:23
| 生徒さん作品 *2015年
立春

立春を過ぎ、厳しい寒さの中にも
春の日差しを感じるこの頃。
暖冬だった今冬はインフルエンザの流行も
1〜2ヶ月遅く
花粉症のピークとも重なるようですね。
上の画像は昨年制作された三宅敬子さんのおかめ。
なんとなくご本人のお顔立ちに似ているような。。
作者により、おかめひとつ
表情が随分と異なるところが面白いですね。

三宅さんは、教室に入っていらした当初
立体ものを創作したい気持ちが強かったそうなのですが
陶芸教室に入ったからには
器をつくらないといけないのかと
遠慮され!?あまり興味のない器を
渋々!?制作されていらっしゃったそうです(笑)!
方丈庵の生徒さんでご存知で無い方はいらっしゃらないくらい
8年程前からシーサー一筋!
何体のシーサーをつくられていらしたことでしょう。
教室の生徒さん達の中にもフアンが多く
注文が入ることもしばし。
お嬢さんが経営する沖縄の雑貨店でも販売され
置くとすごに完売してしまう人気商品です!
上の画像は、7年前に亡くなった
アトリエの看板猫のミュウを
哀しみに暮れる私の為に三宅さんが制作してくださったもの。
お腹のぼっちゃりとしている雰囲気とかそっくりなんです!
どれだけ、この猫人形に癒されたことでしょう。
その横の可愛い猫達は、、、
招き猫最中。
毎週教室の度に美味しいお菓子を
差し入れてくださいます。

こちらは久住則子さんの作品。
ご本人曰く「抱きマグ」。
寒い季節にはたっぷりの熱々のお茶を入れ
抱きかかえながら温まれるように
大きめのマグカップを制作。
電動ロクロは、水挽きとも云い
水分をたくさんつかって制作するので
乾燥後の縮小率が手ロクロでつくった時よりも大きく
焼き上がる時には2まわりほど小さくなります。
久住さんの作品も
水挽き後はちょっとした花瓶くらいの
かなりの大きさだったのですが
本焼焼成後はそれなりの大きさに落ち着いて
久住さんのいつもの口癖
「小さくなっちゃった〜」
が今回も聞こえてきました。
まあ、一般的なマグカップに比べたら
それでも充分な大きさなんですけどね(笑)。
しかも、唐津釉を還元で焼成すると
やや緑掛かったベージュ色になる予定が
還元が強過ぎたのか青磁色のようなはじめての発色になりました。
菊好きな久住さんの、お菓子の型でとった菊をモチーフを
正面にど〜んとデザインした
久住さんらしいダイナミックで凛とした作品ですね。
少しづつ生徒さん達の作品を紹介する予定です。
ご本人曰く「抱きマグ」。
寒い季節にはたっぷりの熱々のお茶を入れ
抱きかかえながら温まれるように
大きめのマグカップを制作。
電動ロクロは、水挽きとも云い
水分をたくさんつかって制作するので
乾燥後の縮小率が手ロクロでつくった時よりも大きく
焼き上がる時には2まわりほど小さくなります。
久住さんの作品も
水挽き後はちょっとした花瓶くらいの
かなりの大きさだったのですが
本焼焼成後はそれなりの大きさに落ち着いて
久住さんのいつもの口癖
「小さくなっちゃった〜」
が今回も聞こえてきました。
まあ、一般的なマグカップに比べたら
それでも充分な大きさなんですけどね(笑)。
しかも、唐津釉を還元で焼成すると
やや緑掛かったベージュ色になる予定が
還元が強過ぎたのか青磁色のようなはじめての発色になりました。
菊好きな久住さんの、お菓子の型でとった菊をモチーフを
正面にど〜んとデザインした
久住さんらしいダイナミックで凛とした作品ですね。
少しづつ生徒さん達の作品を紹介する予定です。
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by houjyouan
| 2016-02-04 23:17
| 生徒さん作品 *2015年
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東京日野市にある陶芸教室「アトリエ方丈庵」。多摩丘陵を一望できる緑豊かな高台にあります。アトリエに集う生徒さん達の陶芸作品、 手づくりのお料理やお菓子など紹介。 日々の事、器のこと、猫のことなど綴ります。焼きもの作家くつわだりえの作品、個展の紹介もしています。
by houjyouan
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陶芸教室『アトリエ方丈庵』HP
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