カテゴリ:器のこと( 5 )

鮨処 真

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銀座 鮨処 真

3年前の開店の際に寿司ネタケースの
陶板をつくらせて頂いて以来
お付き合いさせてもらっています。

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お店ごとに特注品の鮨ネタケース。
採寸させて頂き
土の収縮率を計算して制作するのですが
これがなかなか計算通りにいかず。

色々な風合い、色、質感の陶板をつくるため
使用する土ごとに縮小率が異なるのも
難しさの1つです。

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毎回、注文枚数よりも多めに制作していますが
1枚だけ少しサイズが大きく
残念ながらケースに入り切らず
他、5枚の陶板をつかって頂いています。

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この日は、所属している多摩クラフト協会のメンバーが
銀座1丁目の宮本商工さんで催している
展示会を見る目的もあり
姉を誘って、真さんのお鮨食べに行ってきました。

姉は仕事に子育てに忙しく飛び回っていることもあり
最近は、廻っているお鮨屋さんでしか
食べれなかったわ〜と
喜んで江戸前鮨、つまんでおりました(笑)。

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帰り際に仲居さんに声を掛けられ
四谷三丁目のお鮨屋さん「伏龍」さんでも
働いていらっしゃるとかで
先日、納めさせて頂いた醤油差し
どんぐりのような形で可愛く女性に好評で
尻漏れせずにとても使いやすいですよ!
と声を掛けて頂きました。

半年近く研究して、つくった甲斐がありました。
有り難いお言葉に、心から安堵いたしました。

こちらの 真さんは、伏龍さんの先輩、後輩というご縁から
ご紹介を頂きお仕事をいただきました。

真さんのお店では、まだ鮨ネタケースの陶板しか
納めさせて頂いていないので
他の器もつくらせて頂けるように
美味しいお鮨を頂きながらも
しっかり営業してまいりましたよー。

梅雨入りした東京の
少し涼しい風にあたりながら
次の構想膨らませています。


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by houjyouan | 2015-06-09 21:52 | 器のこと

不退転



「不退転」
朝ドラ「まれ」のドラマ中で
祭りの山車に掲げられた言葉が印象に残る。

信念を持ち、何事にも屈しないこと、の意。

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この半年、失敗続きで何度も折れそうになりました。
轆轤挽きしている最中の画像は
醤油差しのパーツ。

取引させて頂いている四谷のお鮨屋さんから
醤油差しを注文頂きました。
悪戦苦闘し、はや半年経過。

なんといっても、課題は尻漏れしないこと。
いったい、いくつ醤油差し挽いたことでしょう。

テスト、テストを繰り返し
失敗作も含めたら50個〜60個以上は
つくったのではないでしょうか?

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なんとか、納得いくものができて
他にもご注文頂いていた3種類の器を
納めてきました。

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四谷三丁目 鮨 臥龍(がりゅう)。
カウンターのみ9席だけの高級店。
夜のみの営業で
私などはスポンサーがいないとなかなか食べにゆけません(笑)

大将は新宿伊勢丹の魯山で修行を積んだのち
若くして独立。
腕利きの鮨職人さんです。
器へのこだわり、審美眼も格別。

当然ながら醤油差しも、その場で
尻漏れチェック。

色々と研究した末の醤油差しの
口の形でしたが
少し欠けやすそうなのを心配していたのですが
その部分も予想通り指摘されました。

でもなんとか合格点を頂きました!(ホッ)
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3年前には、鮨ネタケースの陶板をご注文いただきました。

まだまだ修行を積まなくては、と痛感です。
高級店のお鮨屋さんにふさわしい
醤油差しを含め、器つくりの道
「不退転」
の精神で、これからも精進してゆきたく思います。

あ〜でも
しばらく、醤油差しのことは忘れたい(笑)!



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by houjyouan | 2015-04-12 15:13 | 器のこと

フラクタル幾何学

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教室の陶展の感想を皆さんからたくさん頂いた中で
とても印象深い感想を述べてくださった
岩橋晴男さんの文面を紹介させて頂きます。


「今回、一番印象に残ったのは
 先生の作ったブルーで銀色の
 釉薬を流した皿や花瓶の
 模様が、フラクタル幾何学での
 マンデルブロー図形になって
 いて、非常に興味が湧きました。
 今後、いつかチャレンジしたいです。」

フラクタル幾何学?
マンデルブロー図形って??

疑問符だらけの初めて聞く言葉に
とまどいながら
ネットで調べてみました。


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「フラクタル幾何とは、簡単に言えば
「どんなに拡大しても複雑な図形」
のことをさす。
フラクタル図形とも呼ばれる。

フラクタル幾何に関する理論は、
そのほとんどが一人の数学者ブノワ・マンデルブロ(Benoit Mandelbrot)
によって創作された。
彼は海岸線やひび割れの形、
樹木の枝分かれなどに見られる複雑な図形を数学的に理論化した。」
(ウィキペディアより)

難しいことはよくわかりませんが
フラクタル幾何学のマンデルブロウ図形をはじめて見て
なるほど、なるほど、確かに今回の私の新作の文様に似ているっ!
とても感動してしまいました。

こんな美しい図形が数学的に理論化されているだなんて!
しかも、方程式になっているだなんて!!!


理系でエンジニアだった岩橋さんらしい感想に
とても感動し、ゾクゾクしてしまいました。

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今回の新作、コバルトブルーのオリジナルの釉薬に
ブロンズ色の顔料を塗ったシリーズ。

敬愛し、憧れているイギリスの陶芸家ルーシー・リーが
好んで使用していたブルーの釉薬とブロンズの組み合わせ。

今回、好評を頂いた、ブルーブロンズ色の新作。
「夜空のような色」「宇宙を感じる」「樹木の根のようだ」
と様々な感性豊かな表現をしてくださいました。


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自宅に帰って、やはり理系で化学専攻だった夫に
フラクタル幾何のことを聞いてみると
喜々として、説明してくれましたよ(笑)。

聞けば聞く程、そして見れば見る程
マンデルブロウ図形に惹かれてゆきます。

サイエンスとアートの関係。
まだ未完成なこのコバルトとブロンズの釉薬
もっともっと研究してみたくなってきました。

岩橋さん、素敵な表現と感想をありがとうございました!
知らない世界の扉を開いて頂いた気分です。







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by houjyouan | 2014-10-17 22:07 | 器のこと

家宝


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川崎 毅 先生
企画展のお知らせ

菊地寛美記念 智美術館
〜9/28日(日)まで

東京都港区虎ノ門4-1-35西久保ビル
午前11時〜午後6時
観覧料 一般1.000円

憧れ、敬愛し、大好きな川崎先生の作品の世界観。
作品を拝見していると
心が静かに、澄んでゆくような。
ながく「街」をテーマに作品を制作されていらっしゃいます。

若い頃の川崎先生の作品も数点展示されています。
見応えのある作品展です。

写真は、10年程前、銀座で個展をされたいらした時に
購入させて頂いた猫の蓋物。
私の宝物です。

いつか、街のシリーズの作品も欲しいのです。
その為の軍資金、頑張って働かないと!




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by houjyouan | 2014-09-03 16:02 | 器のこと

赤坂 鮨石井

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少し早い誕生日祝いと少し遅くなった父の日のお祝いを兼ね
父のリクエストで器を取引させて頂いている
赤坂「鮨 石井」さんに父をご招待。
父は大将石井さんのフアン。
握りはもとより、大将のお人柄と会話が楽しいのだそうです。
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「おまかせ」でお願いしていましたが最後は一人一人の好みで
握ってくださいました。

この日は、カウンターの隣には先客があり
やはりお父様とまだ若い可愛いお嬢さんとご一緒でした。
父と意気投合し、「お婿さんとはどんな会話するんですか?」とか
「紹介された時はどんな感じでしたか?」とか
近い将来、嫁がれるお嬢さんの対応に、本気な質問攻めで(笑)!
とてもお優しそうなお父様でした。

和やかで美味しい時間は過ぎてゆきます。


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当初、青山にあった器屋「汐花」さんに置いて頂いていた
この桃鉢を気に入って注文くださったのがご縁で
長くおつきあいさせて頂いております。
この桃鉢、ある日のランチの散らし寿司でつかっていただいてました。

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ネタケース用の陶板にも豪快に巻物を盛りつけてくださったり。

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この器は大将自ら制作された器です。
荒波のイメージで、波間に新鮮なネタが盛りつけられています。
時に厳しくご意見を頂きながらも面倒見のいい兄貴肌の大将に
育てて頂いていると感謝しながら、美味しい握りを噛み締めていました。

改札で見送った少しほろ酔いの父の後ろ姿
「父も歳をとったな〜」
と少し切ない気持ちになりました。
もう少し親孝行しなくちゃ、と心を新たにした梅雨の夜でした。






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by houjyouan | 2014-07-07 17:13 | 器のこと

陶芸教室『アトリエ方丈庵』

東京日野市にある陶芸教室「アトリエ方丈庵」。多摩丘陵を一望できる緑豊かな高台にあります。アトリエに集う生徒さん達の陶芸作品、 手づくりのお料理やお菓子など紹介。 日々の事、器のこと、猫のことなど綴ります。焼きもの作家くつわだりえの作品、個展の紹介もしています。


by houjyouan

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